2010年04月10日

中国6年ぶり貿易赤字 3月 人民元切り上げ策も

中国税関総署が十日発表した三月の貿易統計によると、中国の貿易収支が二〇〇四年四月以来の赤字となった。赤字幅は七十二億四千万ドル(約六千七百五十億円)。輸出は堅調に回復しているが、原油などの資源価格が上昇していることで輸入額も増加、輸出額を上回った。中国国営の新華社通信が報じた。

米国は貿易の不均衡などを理由に中国に人民元の切り上げを求めているが今回、六年ぶりに単月で貿易赤字になったことで、中国政府は「人民元相場と貿易不均衡は無関係だ」との主張を強めるとみられる。一方で、インフレ懸念を理由に人民元改革を打ち出す可能性もある。


貿易統計によると、三月の輸出額は前年同月比24・3%増の千百二十一億一千万ドルで、四カ月連続で前年同月を上回った。輸入額は66・0%増の千百九十三億五千万ドルで、五カ月連続のプラスとなった。中国側は貿易赤字について、「中国経済の回復過程で発生した一過性のもの」(陳徳銘中国商務相)としている。


《4月10日東京新聞》

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BRICsが決済通貨の多様化討議へ、SDR活用も−16日の首脳会議

ブラジルとロシア、インド、中国(BRICs)は来週の首脳会議で貿易決済に利用する通貨の多様化を討議する。4カ国はドル依存の低下を図っており、国際通貨基金(IMF)の特別引き出し権(SDR)の活用も話し合うという。ロシアのメドベージェフ大統領の経済顧問アルカディ・ドボルコビッチ氏が明らかにした。

ドボルコビッチ氏は「自国通貨による貿易がBRICs首脳会議の議題になるだろう」と9日、モスクワで記者団に語った。


同会議は16日にブラジリアで開催。BRICsの首脳会議は今度で2回目となる。昨年6月にロシアのエカテリンブルクで開かれた初会合では、IMFなどでの新興国の発言力強化や世界の通貨システムの一段の多様化を求めた。


《4月9日ブルームバーグ》

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2010年04月06日

人民元の上昇、米中貿易不均衡の解決策にならない=中国外務省

中国外務省は6日、中国政府は人民元制度の改革を推進するが、人民元相場の上昇は米中貿易不均衡の解決策とはならないとの見解を表明した。

ガイトナー米財務長官は今月3日、15日に予定されていた「為替報告書」の公表を延期し、中国が「為替操作国」にあたるかどうかの判断を先送りすることを明らかにした。
姜瑜報道官は定例のメディア向け会見で「人民元為替相場は米国の対中貿易赤字の主な原因ではない」と述べた。


同報道官は中国は人民元相場を決して操作していないと強調し、米中は対話を通じて相違を解決すべきだとの考えを示した。


外務省は中国の為替政策に対する発言権を有していない。


《4月6日ロイター》


 

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14年ぶり大阪港下回る 神戸港外国貿易コンテナ 

2009年の神戸港の外国貿易コンテナ取り扱い個数(輸出入合計)が、阪神・淡路大震災のあった1995年以来14年ぶりに大阪港を下回ったことが5日、分かった。統計が残る69年以降では2回目。神戸港は欧米向けの機械製品の輸出が多く08年秋のリーマン・ショックの影響を大きく受けた一方、大阪港はアジアからの日用品の輸入が多く下げ幅が小さかった。

ただ、国内向けを含めたコンテナ総取り扱い個数は、引き続き神戸港が上回った。神戸市によると、09年の外国貿易コンテナ数は、神戸港が前年比13%減の177万TEU(1TEUは20フィートコンテナ1個分換算)。一方、大阪市によると、大阪港は同5・5%減の184万TEU。神戸港の下げ幅は震災時に続き過去2番目で、国内4位から5位に転落した。

神戸港は、コンテナの個数ベースで輸入より輸出の比率が高いが、一昨年秋のリーマン・ショックで、ポートアイランドが集積地となっている中古建設機械など産業機械の輸出が前年比30・8%減となった。昨年1月にロシアが輸入車の関税を引き上げたため、中古など自動車の輸出も20・7%減となった。
ただ、神戸港の外国貿易コンテナは昨年12月から回復傾向で、同12月が前年同月比1%増、今年1月が8・5%増。一方、総コンテナ数は、神戸港が前年比12%減の225万TEU、大阪港が6・4%減の210万TEU。

《4月6日神戸新聞》

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2010年04月04日

大阪、神戸港を経営統合…国際ハブ港検討委で提案

大阪市長ら、「15年めど」

「国際コンテナ戦略港湾」(国際ハブ港)の選定に向けた国土交通省の検討委員会が2日、同省であり、大阪市の平松邦夫市長と神戸市の矢田立郎市長が、大阪、神戸の両埠頭(ふとう)公社を2011年に株式会社化し、15年をめどに経営統合する計画を示して、「阪神港」(大阪、神戸両港)をアピールした。


委員会で平松市長らは、「地勢的、経済的に、首都圏と関西圏の東西2か所に戦略港湾が必要」と強調。両埠頭公社統合のほか、阪神港を「戦略港湾総合特区」とし、コンテナ船の燃料にかかる税軽減や規制緩和、進出企業への優遇措置などを進め、国内各港から貨物を集積する計画を提案した。

国は港湾の国際競争力強化のため、6月をめどに1、2か所を国際ハブ港に選定する。委員会では、阪神港のほか、「京浜港」(東京港、川崎港、横浜港)と「伊勢湾」(名古屋港、四日市港)、「北部九州港湾」(博多港、北九州港)もそれぞれ計画を提案した。


(2010年4月3日  読売新聞)

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中国:人民元切り上げ…再開観測強まる

中国が人民元の対ドル相場切り上げを再開するとの観測が強まっている。胡錦濤国家主席が12、13日にワシントンで開かれる核安全保障サミットへの出席を決めるなど、米中関係の修復に向けた動きが進展、人民元切り上げについても「合意があるのでは」との見方が浮上しているためだ。だが中国側は「米国の圧力に屈した」と見られることも避けたい考えで、実施時期は慎重に探るとみられる。

 ◇米国、為替操作認定先送りも

「中国がそれ(切り上げ)を国益と判断することを強く確信している」。ガイトナー米財務長官は2日、テレビ番組で中国が切り上げに動くとの見通しを強調。さらに「中国が迅速に動く可能性を最大化する」と述べ、「為替操作国」に中国を認定するかの判断を先送りする可能性を示唆した。

米紙ニューヨーク・タイムズも胡主席の訪米時期と認定期限(15日)が重なっていることから、中国問題専門家の「両国の間に何らかの合意があるはずだ」との、認定に否定的な見方を紹介した。


米国内で人民元切り上げへの圧力が強まったきっかけは、オバマ米大統領が1月に打ち出した「輸出倍増計画」。それまで、中国批判を控えてきた大統領が「世界経済の不均衡是正のためには、市場実勢に基づいた人民元相場の形成が不可欠」と強い調子で切り上げを要求。その後、米上院で民主、共和両党の議員団が、中国を対象とした制裁法案を発表するなど、米議会の対中強硬論は激しさを増すことになった。


だが、外交、経済とも「中国抜きでは世界がまとまらない」(世界銀行幹部)のが現実。事態沈静化のため、ガイトナー長官は「中国政府は為替制度の柔軟化が必要と認識しており、事実上、公約している」と繰り返してきた。


一方、中国側も輸出依存型経済から脱していないだけに、米国での対中強硬論の台頭は避けたいのが本音だ。


中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁は3月6日、人民元相場について「金融危機下で特殊な相場形成メカニズムを採用しているが、遅かれ早かれ(危機対応の政策を平常時に戻す)『出口戦略』の問題が出てくる」と、切り上げ再開を示唆した。


中国政府も今年2月、国内の労働集約型産業を対象に、人民元相場の切り上げの影響を調査。4月下旬に結果を公表する予定だ。事実上の切り上げ準備といえ、「米国内の対中強硬論を抑えることで、中国を切り上げに踏み切らせる」とのガイトナー戦略は大詰めの段階に入った。


 ◇日本企業には「両刃の剣」

人民元に対する日本の対応は、米国以上に配慮が目立つ。3日午前、温家宝首相との会談に臨んだ菅直人副総理兼財務相は「賢明な判断を期待する」と促すと同時に、「(08年の金融危機後)中国が為替を安定させたことが、混乱を収めることに役立った」と持ち上げた。

日本が切り上げを強硬に求めない背景には、日米の対中貿易収支の大きな違いがある。米国の対中貿易赤字(1月)が200億ドル(約1兆8900億円)に達するのに対し、日本は200億円程度(2月)で、「日中間で大きな貿易上の問題があるわけではない」(菅氏)。


さらに、内需が低迷する中、日本企業の多くが中国を成長市場ととらえて進出しているほか、ホンダや「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングのように輸出拠点を構える企業も多い。


専門家は「日本企業にとって人民元の上昇はメリット・デメリット両面ある。安定しているのが望ましい」
(日本貿易振興機構の真家陽一・中国北アジア課長)と指摘する。

◇景気過熱でジレンマ…中国、変動幅拡大案が浮上

人民元切り上げに対し、市場では「持続的な成長を続ける上で望ましい」(BNPパリバ証券の河野龍太郎氏)との見方が多い。人民元の対ドル相場を固定するため、元売り介入を続ければ、金余りで景気が過熱しかねないためだ。バブル経済に突入する恐れもあり、菅直人副総理兼財務相も3日の温家宝首相との会談で「元(相場)の問題と過剰流動性(金余り)は関連がある」と警告した。


中国は05年7月、人民元切り上げに踏み切り、対ドル相場は08年夏までに約2割上昇。だが、金融危機で切り上げは中断し、元相場を本来の力より下げる元売り介入を加速させた。その結果、2月の消費者物価上昇率は前年同月比2.7%まで上昇するなど、金余りによるインフレ懸念が強まっている。


景気過熱やインフレは防ぎたいが、人民元の急な切り上げは輸出企業の競争力をそぎ、保有する米国債の価値も下げるため「中国はジレンマに陥っている」(みずほ総研の細川美穂子氏)。


そこで、人民元の対ドル変動幅を拡大させる案が中国政府内で浮上している。中国人民銀行は人民元相場を、前日の取引実績などから算出する「基準値」の上下0.5%の範囲で変動させている。変動幅を広げて緩やかに上昇させれば、国内産業の打撃を小さくしながら、米国からの圧力をかわす効果も期待される。同時に「中国は米国に屈した」と見られないようにするため、ガイトナー長官の促す「迅速な動き」を避け、切り上げ時期を先延ばしする可能性もある。

◇為替操作国◇
米財務省が半年ごと(4月と10月)に出す為替政策報告書で、不当な為替操作をして貿易などに影響を与えている国を認定、公表する。認定されれば、対米輸出品に対して特別関税がかかるなどの制裁を受けることがある。80年代に韓国などが認定された。09年10月の報告書は、中国人民元について「変動幅が硬直的であり、過小評価されている」と指摘したが、認定は見送った。

《4月4日 毎日新聞》
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2010年04月03日

09年貿易概況 輸出額2年連続減少 事務用機器落ち込む

仙台塩釜、仙台空港の両税関支署は2日までに、2009年の宮城県貿易概況をまとめた。輸出額は35%減の2809億300万円で2年連続減少。輸入額も35.3%減の4355億900万円で10年ぶりの減少となった。

輸出品目(金額ベース)は、パソコン部品などの事務用機器が48.1%減。ゴムタイヤ・チューブも23.1%減った。


世界的な不況が影響したためで、地域別実績では米国(31.8%減)、中国(27.6%減)、韓国(43.9%減)の順。韓国向けでは鉄鋼くずが大きく落ち込んだ。


輸入品目(金額ベース)では、全体の4割近くを占める原油・粗油が38.6%減少。石油ガス類も42%減った。原油価格が下落に転じたためで、数量でみると原油・粗油は10%増加した。

とうもろこしは33.9%の減だが、価格高騰が一段落したことが影響した。航空機類は2.8倍の伸びとなった。

地域別実績はクウェート(44.9%減)、米国(25.2%減)、イラン(29.4%減)の順。


《4月3日河北新報》


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名古屋・四日市港、一体化へ 国際コンテナ戦略港湾

名古屋市の河村たかし市長と三重県の野呂昭彦知事は2日、国が重点投資する「国際コンテナ戦略港湾」の選定に向け、名古屋港と四日市港の運営を一体化する方針を明らかにした。両港は「伊勢湾」として応募したが、ライバルの京浜港には規模で見劣りする。厳しい選定が予想される中、目標に掲げた施設使用料の3割引き下げを達成するため経営効率化を進め、国にアピールする。

「伊勢湾地域が日本の貿易黒字をたたき出してきた」。国土交通省で同日開かれた国際コンテナ戦略港湾検討委員会でのプレゼンテーション後、記者会見した河村市長はこう強調した。野呂知事は、製造業の集積地を抱える伊勢湾は「産業ハブ港としての位置付けが期待できる」と指摘。選定から外れれば「国益に反する」と話した。


選定に向けて国交省に提出した計画書も同日公表。外国貿易のコンテナ貨物量を2008年の280万個から、15年には3割増の365万個に拡大する目標を掲げた。実現への道筋として明記したのが、組織と運営の効率化だ。


ターミナルごとの繁閑を調整して無駄の少ない管理を進めるため、名古屋港管理組合と四日市港管理組合は統合を検討するとした。近く連携を進めるための協議会を設立する。名港のターミナルの管理などを手掛ける財団法人「名古屋港埠頭公社」の株式会社化も盛り込んだ。


港のクレーンや管理棟などの民営化も加速させる方針。現在、飛島ふ頭コンテナターミナルで実施しているコンテナの搬出入の自動化もさらに広げるとしている。中部の港として培った自動車や自動車部品の内航ネットワークを活用して集荷拡大を目指す。


組織の見直しを進める背景には、施設使用料の高さという課題がある。釜山港やシンガポール港は伊勢湾に比べ2割近く安いとみられる。04年の「スーパー中枢港湾」指定時に伊勢湾は3割の使用料下げを目標に掲げており、実現への取り組みが急務となっている。


《4月3日 日本経済新聞》

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2010年03月10日

中国、2月の輸出45%増

上海の港湾施設にあるコンテナヤード=3月5日(AP) 中国税関総署は10日、2月の輸出が前年同月比45・7%増の945億2300万ドル(約8兆5千億円)になったと発表した。3カ月連続のプラスで、1月(21・0%増)よりも増加率が拡大し、輸出の回復傾向が鮮明になった。

輸入は中国の内需拡大を受けて44・7%増の869億1千万ドルで、貿易黒字は58・5%増の約76億1200万ドルだった。


1、2月を合計した輸出先を国・地域別に見ると、ブラジルが84・6%増、東南アジア諸国連合(ASEAN)が52・9%増と新興国向けが大幅に伸びた。欧州連合(EU)が34・4%増、米国が20・9%増、日本が16・8%増となるなど先進国向けも回復してきた。

輸出の品目別では、集積回路(IC)や二輪車、玩具、衣類などの伸びが目立った。輸入では、原油や鉄鉱石が増えた。

《3月10日 産経ニュース》
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2010年03月03日

<中華経済>上海港輸出入が3割増、対ASEANは6割

2010年3月2日、上海税関の統計によると、今年1月の上海港の輸出入は482億2000万米ドルで、前年同期比で31.4%増え、3カ月連続の増加となった。東南アジア諸国連合(ASEAN)との貿易の伸びが目立った。

うち上海港の輸出は303億9000万米ドルで前年同期比13%増、前月比8.7%減。輸入は178億3000万米ドルで前年同期比81.6%増、前月比16.1%減だった。


貿易相手国別では、EU・米国・日本向けが、113億3000万米ドル・79億6000万米ドル・58億7000万米ドルで、それぞれ20.6%・15%・19.6%増えた。


自由貿易地域の成立後、最初の月だったため、ASEAN向けの輸出入は47億2000万米ドルで、伸び幅は62.6%と、相手国・地域別の平均の約2倍となった。


また、今年1月の貨物取扱量は今年1月、前年同月比48%増の5716万9000トン。うち海外貿易取扱量が60.6%、国内貿易取扱量が39.2%ずつ伸びた。コンテナ取扱量は18%増の224万2000TEU
(20フィート標準コンテナ)だった。


《3月3日 RECORD CHINA》

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